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原 勝
東京都町田市にある司法書士マンション管理士事務所の代表。
海辺の街に住むのを夢見る趣味多き釣り人。
最近は床板貼ったり屋根塗ったりとD.I.Y.スキル向上中。
1981年8月22日生のA型
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マンション管理
2019.05.20
機械式駐車場があるマンションは要チェック
こんにちは、司法書士マサルです。
総会シーズンですね、僕は難案件の準備に奮闘しています。
さて、タイトルの件ですが、皆さん要チェックです。
ズバリ申し上げると、一般会計の収入の部に『駐車場収入』が計上されていたら、管理会社にカモられてると思って間違いないです。
この会計処理の仕組みの狙い、何だかわかりますか?
答えは、管理委託費ではなく修繕積立金不足に矛先がいくようになっています。
①管理委託費は一般会計(管理費収入+駐車場収入)から支出されます。
②機械式駐車場の修繕費は特別会計(修繕積立金)から支出されます。
③大規模修繕費も特別会計(修繕積立金)から支出されます。
管理委託費は両手に花、修繕積立金はおんぶにだっこです。
このような会計処理では、駐車場収入が管理委託費として消えてなくなり、修繕積立金だけでは、将来訪れる機械式駐車場の修繕費と大規模修繕費の両方は賄えません。
では『修繕積立金を値上げしましょう』という話になります。
『管理委託費を下げましょう』とか『管理費を値上げしましょう』という話にはなりません。一般会計の収支はすこぶる健全だからです。
すなわち
「機械式駐車場の経営は、その経費を控除した利益を区分所有者全員でシェアしないと不平等です。」
※メンテフリーの平置き駐車場なら一般会計組み込みという考え方もアリです。
「現在の管理スペックが管理費のみで賄えていないと、適正なスペックかどうかが判断できなくなります。」
が、わからないようになっているのです。
管理会社が考え出したカモフラージュです。
カモだけにカモフラージュ。。。
。。。。。。。
ご相談・ご用命、お待ちしております。