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原 勝
東京都町田市にある司法書士マンション管理士事務所の代表。
海辺の街に住むのを夢見る趣味多き釣り人。
最近は床板貼ったり屋根塗ったりとD.I.Y.スキル向上中。
1981年8月22日生のA型
相続対策
2019.09.10
空き家問題は何が問題なのか
こんにちは、司法書士マサルです。
ほとんど家にいないタイプです。
都内各所で空き家問題が盛り上がりを見せる中、正直全く盛り上がっていない当職ですが、先日、町田市と空き家対策協議を行ってきました。
そもそも空き家問題が良くわかっていなかったので色々聞いてきました。
以前から法務局が言っている『相続登記未了問題』と似たような話だと勝手に思っていましたがどうやら違うようです。
空き家が放置され、草がボーボーになったり荒廃した建物が危険な状態や不衛生な状態になると
1.近隣住民から苦情が出る
2.空き家所有者へ是正指導
3.勧告・命令
4.行政代執行
という流れで行政の余計な仕事が増えていきます。
これが空き家問題。
※行政によっては過料・罰金の罰則規定を設けています
予想どおりでした。当職の父はバブル期にとある田舎の新興住宅地に不動産投資をして失敗した物件を今でも所有しているため、毎年当該地の行政から『草刈りなさい』と電話や手紙が来ます(条例違反)。
シルバー人材センターの皆様、いつもお世話になっております。
売れる物件なら誰も放置しないでとっくに売ってるだろ、と勝手に盛り下がっていた当職でしたが、町田市が把握している空き家の多くはなんと市場価値が十分ある物件とのことでした。
なんで売らないんだろう・・・
きっと何か事情があるのでしょう。
管理不全にならないためには
1.必要としている人に売却
2.有効活用する
当たり前の話ですがこれしかありません。
まずはその方法を多くの人々に知ってもらうのが大切だ、ということで空き家対策協議は幕を下ろしました。
今の時代、実家を相続する人がほとんどいないですから
『売れるときに売る』
個人的にはこれが鉄則だと思います。
相続や未然予防については『弁護士か司法書士』
売却や有効活用については『センスある不動産業者』
草刈りについては『シルバー人材センター』